ラジオ・ドラマ版『銀河ヒッチハイク・ガイド』第4・５シリーズ

※　2004年9月21日（火）午後６時半より放送開始の第３シリーズについてはこちらへ。

※　2018年３月８日（木）午後６時半より放送開始の第６シリーズについてはこちらへ

　2004年9月21日から放送されたラジオ・ドラマ『銀河ヒッチハイク・ガイド』第３シリーズの高視聴率を受けて、時を置かず第４シリーズと第５シリーズの製作が決定した。言うまでもなく４作目の『さようなら、いままで魚をありがとう』と５作目の『ほとんど無害』のラジオ・ドラマ化だが、ただし今回はシリーズ各４話、それを４・５シリーズと８週間続けて放送する形となった。
　主要キャストは前作と同じで、第４シリーズで新しく登場するキャラクターの中でもっとも注目されるフェンチャーチ役には、ジェーン・『リトル・ヴォイス』・ホロックスが抜擢された。この他に、ミリアム・マーゴリーズも脇役で登場している。
　放送開始は2005年５月３日、英米で映画『銀河ヒッチハイク・ガイド』が公開される直前である。また、第４シリーズのＣＤは５月23日に、第５シリーズのＣＤは６月20日に、それぞれ発売され、さらに第３〜第５シリーズの脚本も７月１日に発売されている。

第４シリーズ

1　2005.5.3
2　2005.5.10
3　2005.5.17
4　2005.5.24

第５シリーズ

1　2005.5.31
2　2005.6.7
3　2005.6.14
4　2005.6.21

Horrocks, Jane 　ジェーン・ホロックス　1964.1.18-

　イギリスの俳優。
　ランカシャー州ロッセンデイル・ヴァレー生まれ。王立演劇アカデミーで学び、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの舞台に立つ。舞台での活動のかたわら、映画ではマイク・リー監督の『ライフ・イズ・スウィート』で拒食症の少女を演じ、全米映画批評家協会とロサンゼルス映画批評家協会の助演女優賞を受賞、またイギリスのテレビでは大人気のコメディ・シリーズ Absolutely Fabulous にもレギュラー出演していた。1992年には、彼女の才能に惚れ込んだジム・カートライトが彼女のために脚本を書き下ろし演出した舞台、The Rise and Fall of Little Voice をロンドン・ナショナルシアターで主演し、大ヒットとなる。この舞台は後にマーク・ハーマン監督の手で映画化された（『リトル・ヴォイス』）。
　主な出演映画は以下の通り（* は声の出演）。

Road (1987)
The Wolves of Willoughby Chase (1988)　『ウィロビー・チェイスのおおかみ』
The Dressmaker (1988)
Getting It Right (1989)
The Witches (1990) 　『ジム・ヘンソンのウィッチズ』
Memphis Belle (1990) 　『メンフィス・ベル』
Life Is Sweet (1990) 　『ライフ・イズ・スイート』
Deadly Advice (1993)
Second Best (1994) 　『セカンドベスト／父を探す旅』
Some Kind of Life (1995)
Bring Me the Head of Mavis Davis (1997)
Little Voice (1998) 　『リトル・ヴォイス』
Faeries (1999) *
Chicken Run (2000) *　『チキンラン』
Born Romantic (2000) 　『恋はサルサで！』
Christmas Carol: The Movie (2001)*　『クリスマス・キャロル』
Corpes Bride (2005)*　『ティム・バートンのコープスブライド』
Tinker Bell (2008)*　『ティンカー・ベル』
Tinker Bell and the Lost Treasure (2009)*　『ティンカー・ベルと月の石』
Gracie! (2009) 　『グレイシー・フィールズ物語』
Sunshine on Leith (2013) 　『サンシャイン／歌声が響く街』

Jaffrey, Saeed 　サイード・ジャフリー　1929.1.8-

　インド出身の俳優。ラジオ・ドラマ『銀河ヒッチハイク・ガイド』第５シリーズで、柱の上の老人役を務めた。
　パンジャブ州マラー・コトラ生まれ。ニューデリーで多くの舞台を務めた後、ロンドンの王立演劇学校やニューヨークのアクターズ・スタジオで演技を学ぶ。舞台を中心に活躍していたが、1960年代に入ってからはテレビや映画にも出演するようになり、現在までに多くの作品を残している。
　主な出演映画は以下の通り。

The Wilby Conspiracy (1975) 　『ケープタウン』
The Man Who Would Be King (1975)　『王になろうとした男』
Shatranj Ke Khilari (1977) 　『チェスをする人』
Hullabaloo Over Georgie and Bonnie's Pictures　『マハラジャ・優雅なる苦悩』
Staying On (1980) 　『遥かなる旅路／ワン・フローム・インディア』
Gandhi (1982) 　『ガンジー』
The Razor's Edge (1984) 　『剃刀の刃』
My Beautiful Laundrette (1985) 　『マイ・ビューティフル・ランドレット 』
The Deceivers (1988) 　『デシーバーズ／暗黒の大地』
Henna (1991) 　『愛しのヘナ』

Margolyes, Miriam 　ミリアム・マーゴリーズ　1941.5.18-

　イギリスの俳優。
　オックスフォード生まれ。ケンブリッジ大学在学中から『マクベス』等の舞台に立ち、多くの賞を受賞する。映画にも出演しているが、中でも『エイジ・オブ・イノセンス／汚れなき情事』のミンゴット夫人役では英アカデミー助演賞、ロサンゼルス映画批評家賞を受賞した。2001年12月30日には、OBE（大英帝国第四級勲爵士）を受ける。
　主な出演作は以下の通り（* は声の出演）。

Rime of the Ancient Mariner (1976)
The Battle of Billy's Pond (1976)
Stand Up, Virgin Soldiers (1977)
The Awakening (1980)　『ピラミッド』
The Apple (1980) 　『アップル』
Crystal Gazing (1982)
Scrubbers (1983)　『バッド・ガールズ』
Yentl (1983)　『愛のイエントル』
Electric Dreams (1984) 　『エレクトリック・ドリーム』
Morons from Outer Space (1985) 　『モロン』
The Good Father (1985)
Little Shop of Horrors (1986)　『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』
Body Contact (1987)
Little Dorrit (1988)
I Love You to Death (1990)　『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』
Pacific Heights (1990) 　『パシフィック・ハイツ』
The Fool (1990)
The Butcher's Wife (1991) 　『夢の降る街』
The Age of Innocence (1993) 　『エイジ・オブ・イノセンス／汚れなき情事』
Ed and His Dead Mother (1993) 　『ボディ・クッキング／母体蘇生』
Immortal Beloved (1994) 　『不滅の恋／ベートーヴェン』
Babe (1995)* 　『ベイブ』
Balto (1995)* 　『バルト』
James and the Giant Peach (1996) * 　『ジャイアント・ピーチ』
Romeo + Juliet (1996)　『ロミオ＆ジュリエット』
Different for Girls (1996) 　『ディファレント・フォー・ガールズ』
Left Luggage (1998)
Mulan (1998) * 　『ムーラン』
Babe: Pig in the City (1998)* 　『ベイブ／都会へ行く』
The First Snow of Winter (1998) 　『ひとりぼっちのショーン』
Sunshine (1999) 　『太陽の雫』
Dreaming of Joseph Lees (1999) 　『禁断のエバ』
End of Days (1999) 　『エンド・オブ・デイズ』
House! (2000)
Cats & Dogs (2001) 　『キャッツ＆ドッグス』
Not Afraid, Not Afraid (2001)
Alone (2002)
Plots with a View (2002)
Harry Potter and the Chamber of Secrets (2002)　『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
Chasing Liberty (2004)
Ladies in Lavender (2004)　『ラヴェンダーの咲く庭で』
Modigliani (2004)　『モディリアーニ　真実の愛』
The Life and Death of Peter Sellers (2004)　『ライフ・イズ・コメディ！　ピーター・セラーズの愛し方』
Being Julia (2004)　『華麗なる恋の舞台で』
Happy Feet (2006)*　『ハッピー・フィート』
Legend of the Guardians: The Owls of Ga'Hoole (2010)*　『ガフールの伝説』
Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2 (2011)　『ハリー・ポッターと死の秘宝　PART2』

Slater, Christian 　クリスチャン・スレイター　1969.8.18-

　アメリカの俳優。ラジオ・ドラマ『銀河ヒッチハイク・ガイド』第４シリーズで、正気のウォンコ役を務めた。収録が行われた2004年当時、スレイターはウエストエンドの舞台『カッコーの巣の上で』出演のためロンドンに滞在していて、出演を依頼されたらしい。
　ニューヨーク生まれ。父親は舞台俳優、母親はキャスティング・ディレクターという家庭に生まれ、子役の頃からテレビ・舞台に出演していた。1985年に『ビリー・ジーンの伝説』で映画デューし、翌年の『薔薇の名前』で注目を集める。以後、多くの映画作品に出演する一方、アルコール依存症やドラッグ中毒に加え、1997年には暴行事件で服役したりと、トラブルメーカーな一面も持つ。
　主な出演映画は以下の通り（* は声の出演）。

The Legend of Billie Jean (1985) 　『ビリージーンの伝説』
Twisted (1986)
Der Name der Rose (1986) .　『薔薇の名前』
Tucker: The Man and His Dream 　『タッカー』
Gleaming the Cube (1989) 　『ローリング・キッズ』
Beyond the Stars (1989) 　『宇宙への選択』
Heathers (1989) 　『ヘザース／ベロニカの熱い日』
The Wizard (1989) 　『スウィート・ロード』
Tales from the Darkside: The Movie (1990) 　『フロム・ザ・ダークサイド／３つの闇の物語』
Young Guns II (1990) 　『ヤングガン２』
Pump Up the Volume (1990) 　『今夜はトーク・ハード』
Robin Hood: Prince of Thieves (1991) 　『ロビン・フッド』
Mobsters (1991) 　『モブスターズ／青春の群像』
Star Trek VI: The Undiscovered Country (1991) 　『スター・トレックVI／未知の世界』
Kuffs (1992) 　『カフス！』
FernGully: The Last Rainforest (1992) * 　『グリーンガリー／永遠の熱帯雨林』
Where the Day Takes You (1992) 　『ハートブレイク・タウン』
Untamed Heart (1993) 　『忘れられない人』
True Romance (1993) 　『トゥルー・ロマンス』
Jimmy Hollywood (1994) 　『ジミー・ハリウッド』
Interview with the Vampire: The Vampire Chronicles (1994) 　『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』
Murder in the First (1995) 　『告白』
Catwalk (1996) 　『ＳＵＰＥＲ　ＭＯＤＥＬ’Ｓ　ＣＡＴＷＡＬＫ』
Bed of Roses (1996) 　『マンハッタン花物語』
Broken Arrow (1996) 　『ブロークン・アロー』
Julian Po (1997) 　『ジュリアン・ポーの涙』
Hard Rain (1998) 　『フラッド』
Basil (1998) 　『バジル』
Very Bad Things (1998) 　『ベリー・バッド・ウェディング』
The Contender (2000) 　『ザ・コンテンダー』
3000 Miles to Graceland (2001) 　『スコーピオン』
Who Is Cletis Tout? (2001) 　『クライム＆ダイヤモンド 』
Run for the Money (2002) 『ハードキャッシュ』
Windtalkers (2002) 　『ウインドトーカーズ』
Masked and Anonymous (2003) 　『ボブ・ディランの頭のなか』
Mindhunters (2004) 　『マインドハンター』
The Good Shepherd (2004) 　『レッド・イノセンス』
Pursued (2004) 　『ヘッドハンター』
Churchill: The Hollywood Years (2004)
Alone in the Dark (2005) 　『アローン・イン・ザ・ダーク』
The Deal (2005) 　『陰謀のターゲット』
Hollow Man II (2006) 　『インビジブル２』
Bobby (2006) 　『ボビー』
Slipstream (2007) 　『スリップストリーム』
He Was a Quiet Man (2007) 　『その男は、静かな隣人』
Slipstream (2007) 　『スリップストリーム』
Love Lies Bleeding (2008)　『チェイス・ヴァニッシャー』
Dolan's Cadillac (2009)　『スティーブン・キング　ドランのキャデラック』
Lies & Illusions (2009)　『クロス・ゲーム』
Sacrifice (2011)　『クロス・オーバー』
Soldiers of Fortune (2012)　『ソルジャーズ・アイランド』
Bullet to the Head (2012)　『バレット』
El Gringo (2012)　『ガンズ・アンド・ストレンジャー』
Rites of Passage (2012)　『キラー・ハンター』
Dawn Rider (2012)　『夜明けのガンマン』
Sofia (2012)　『コールド・バレッツ　裏切りの陰謀』
Nymphomaniac: Vol. I (2013)　『ニンフォマニアック Vol.1』
Nymphomaniac: Vol. II (2013)　『ニンフォマニアック Vol.2』
Stranded (2013)　『エイリアン・インフェクション』
Assassins Run (2013)　『ワイルド・スワン』
The Power of Few (2013)　『パニッシュメント』