関連人物一覧 -E-


Elton, Ben ベン・エルトン
Emerson, Sally サリー・エマソン
Enfield, Harry ハリー・エンフィールド


Elton, Ben  ベン・エルトン 1959.5.3-

 イギリスのスタンダップ・コメディアン・脚本家・小説家。アダムスと個人的な親交があり、イズリントンにあるアダムスの自宅で開かれたパーティに招かれたこともある。また、アダムスが自著の宣伝のためにオーストラリアのパースを訪れた時には(エルトンの妻ソフィはオーストラリアのサキソフォン演奏家)、エルトン夫妻と会ってディナーを共にしたのだとか(Webb, p.279)。
 ロンドン生まれ。マンチェスター大学で演劇を学び、1980年に卒業した後はスタンダップ・コメディアンとして頭角を現す一方、1982年にはBBCのコメディ・ドラマ、"The Young One" や「スピッティング・イメージ」に脚本家の一人として参加した。ジョン・ロイドが製作を務めた『ブラック・アダー』では、第2シリーズから第4シリーズまでの脚本をリチャード・カーティスと共同執筆し、また『シン・ブルー・ライン』シリーズでは、シリーズの脚本を単独で担当するのみならず、ジェフリー・パーキンスらと共に製作にも携わっている。
 1988年には第1作目の小説 Stark を発表、ベストセラーとなった。現在までに7作品を出版し、その多くがイギリスのベストセラーリスト1位に輝いているが、中でも1996年に書かれた小説『ポップコーン』に対してアダムスは、'One of the most brilliantly sutained and focused pieces of satire I've ever read' という賛辞を送っている。これらの小説のうちのいくつかはエルトン自らが脚色して舞台化されており、1996年の舞台版『ポップコーン』はベスト・コメディ部門でオリヴィエ賞を受賞した。
 さらに近年ではミュージカルにも進出し、2000年にはアンドリュー・ロイド=ウェバーの『ビューティフル・ゲーム』、2003年にはクィーンの楽曲を元にした『We Will Rock You』の脚本を手掛けている。


Emerson, Sally  サリー・エマソン 1952-

 イギリスの小説家。一時、アダムスと恋愛関係を持った。小説『宇宙クリケット大戦争』の献辞、'for Sally' のサリーとは、彼女のことである。
 アダムスがエマソンと初めて会ったのは、1980年11月、セント・アンドリュー大学での講演会に揃って招かれた時のことだった。当時のエマソンは、Second Sight という小説で作家デビューを果たしたばかり。アダムスもエマソンもお互いの本を読んでいなかったけれど、共通の知人も多くまたお互いの住まいが近いことも分かり、二人で夜通し話して盛り上がったという。エマソンいわく、この時まだ友人のフラットに間借りして暮らしていたアダムスにイズリントンのフラットを購入するよう勧めたり、また彼のエージェントをジル・フォスターからエド・ヴィクターに変えるようにも勧めたとか。
 翌1981年2月、Second Sight の宣伝のため訪れたニューヨークで、エマソンはアダムスと再会し、この時から二人の交際が始まったらしい。4月には、アダムスはエマソンに宛てて生涯を共に過ごしたい云々という内容の手紙を送っている。と言っても、エマソンはオックスフォード大学在学中からの友人でジャーナリストの Peter Stothard と既に結婚していたのだが、アダムスはあまり意に介していなかったようだ。そして、アダムスの家族もまた彼女のことを好意的に受け入れてくれた、と後にエマソンは語っている。
 同年9月、エマソンは夫との家を出てアダムスと同居を始める。ちょうどこの時期、アダムスは『宇宙クリケット大戦争』の執筆中で、エマソンはいっこうに仕事がはかどらないアダムスを見守る係となった。ささやかなアイディアを提供することもあったらしい。アダムスとしては、エマソンが夫と離婚して自分と再婚することを望んでいたが、結局エマソンはクリスマス前にアダムスの許を去って夫の元に戻っていった(Hitchhiker, pp. 175-180)。
 ちなみに、彼女の夫の Peter Stothard は『タイムズ』の編集者を経て、『タイムズ文芸付録』(Times Literary Supplement) の編集者を務め、2003年には準男爵の称号(Sir)を授けられた。また、1983年に二人の間に生まれた娘 Anna Stothard は、2003年4月に17歳の時に書いた小説Isabel and Rocco を出版し、同年秋からオックスフォード大学に進学している。
 アダムスは、"Sally Emerson writes like a dangerous angel." と評したというが、サリー・エマソンの主な著作は以下の通り。

Second Sight (1980)
Listners (1983)
Fire Child (1987)
Heat (1988)
Separation (1992)
Broken Bodies (2001)
In Loving Memory: A Collection for Memorial Services, Funerals and Just Getting By (2004)
Be Mine: An Anthology for Lovers, Weddings and Ever After (2007)


Enfield, Harry  ハリー・エンフィールド 1961.5.30-

 イギリスのコメディアン。ラジオ・ドラマ版『ダーク・ジェントリー』では、主人公ダーク役を務める。
 サセックス生まれ。『スピッティング・イメージ』を皮切りに、多くのイギリスのテレビ・コメディ番組に出演している。その中の一つ、「ハリー・エンフィールド・チャムス」から生まれたキャラクターを元に作った映画『イビサボーイズ GO DJ!』では、製作・脚本・主演を務めた。

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