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■ スライスは野球が原因か?
初心者の持ち球といえばスライス。ゴルファーの90%はスライサーというのを聞いたことがあります。
フェードならスコアもまとまりやすくオススメの持ち球なのですが、「右の林にさようなら」というスライスでは気分が落ち込みますよね。
スライスの遠因として、子供の頃にやった野球のバッティングがあるんじゃないかという気がします。バットにボールを当てる瞬間は、ゴルフクラブに置き換えるとものすごいスライスの打ち方になっています。これを子供の頃から繰り返していれば、ついついスライスになってしまうんじゃないでしょうか。
まあ、斧で木を切るにしても、金槌で釘を打つにしても、そういう手の動きになるので、人間の基本的な体の動きなのかもしれません。

時々、プロ野球選手がゴルフをするのをテレビで見ますが、飛距離がすごい割に、ボールの方向性はあまり良くないような印象です。運動神経のいい人ばかりなのだから、もっとゴルフが上手いという先入観があるのですが、野球とゴルフは別物のようです。
■ スライスの原因
ではなぜスライスするかということですが、直接の原因は「当たる瞬間にフェースが開いている」、これが一番です。アウトサイドインの軌道で振るとスライスするというのも原因のひとつですが、「フェースの開き」ほど曲がりに影響する割合が低いと思います。ただ、アウトサイドインの軌道は飛距離の出ない「こすり球」の原因となるので、もちろん直した方がいいです。
で、なぜフェースが開いてしまうのかという元の原因を考えてみました。
・ 飛ばそうと力む。
・ 速いスピードでスイングしようとする。
↓
・ 上体が早く開いて、ヘッドが遅れ、フェースが開いたまま降りてくる。
・ 左手首が甲側に折れて、フェースを閉じられない。
・ グリップエンドがオヘソの方を向いていない。
・ グリップが先行して、フェースが閉じる前にボールに当たる。
↓
・ フェースが開いたままボールに当たり、スライスする。
ああー、わかっちゃいるけど曲がっちゃうのよー、て感じでしょうか。
■ スライスの直し方 1
スライスを直すのに一番効果的なのは、「テークバックで上体をしっかり捻る」、これに尽きると思います。
しっかり捻ると、体のタイミングとクラブヘッドのタイミングが合って打ち急ぎが緩和されますし、強い遠心力の発生で両腕がしっかりと伸び、インパクト前後でフェースが自然とスクエアになります。
ある程度上達したゴルファーでも、狭いフェアウェイだとボールに当てにいこうとして、上体の捻じれが少なくなることがあります。狭いホールこそ、しっかり捻って思い切ってスイングしたほうが真っ直ぐ飛ぶものです。
次のポイントとしては、ヘッドの位置を常に感じていることではないでしょうか。
スライスする人は、ヘッドが降りてきているのか降りてきていないのかを感じることなく、自分のタイミングで腕を振るので、クラブの振り遅れが発生します。
グリップを柔らかく握り、ゆったりとしたリズムで振ると、クラブが軌道の外に飛んで行きそうになるのを感じることができます。そうすれば自然とヘッドの位置も感じることができると思いますよ。
よく、「クラブに仕事をさせる」と言いますが、主従関係で言えばクラブが主で、腕が従であると思います。クラブの自然な動きを腕がサポートするというイメージが大切です。
■ スライスの直し方 2
アドレスの際に、思いっきりフェースを開いて構えるという練習方法があります。
フェースが開くと本能的に一生懸命閉じようとするので、リストターンが普段よりしっかりできるようになったり、上体があまり開かなくなってくるという効果があります。
これをしばらく練習したあと、スクエアなフェースに戻してショットすると、あらま、自然にドローボールが出るじゃありませんか。
どうっすか、お客さん。
■ スライスの直し方 3
スライスを直すというよりも、いっそのことフックボールを打つ練習をする方が上達が早いといいます。
フックボールが打てるようになると、左右の曲がり具合の調節ができるようになるので、一生懸命ストレートボールを打つ練習をするよりも効果的です。
そこで、フックボールを打つ方法です。(詳しくはレッスン本やビデオで研究してみてください)
1.クローズドスタンスで構える。
2.フェースを閉じる。
3.インサイドアウトの軌道で右方向へ打ち出す。
4.上体を開くのを遅めにする。
最初は練習場で遊び感覚でフックを打ってみてください。
これでもかというぐらい左に曲げてみるのも面白いです。
注意点としては、フェースを閉じているのに上体が開いてしまうと、ひどい引っ掛け球となって真っ直ぐ左へ飛び出していくことです。くれぐれも肩を捻ることを忘れないでください。
これを何回かやっていると、とりあえずショートアイアンでフックボールが打てるようになります。そのうち長いクラブでも打てるようになりますが、そうすると今度はショートアイアンが左に曲がりすぎてしまう傾向があるので、ショートアイアンは小手先ではなく、体全体で大きなスイングをするように意識すると改善します。
■ 少ローテーション打法
ゴルフのスイングはテークバックでフェースを開いて、フォローで閉じるという動き(ローテーション)です。
テークバックで開いたままクラブが降りてくるとスライスになるので、滑らかに閉じていくという動きが必要です。
最近の打法としては、テークバックでフェースをあまり開かないで、フォローでもあまり閉じないというというのがあります。このメリットとしては、インパクト前後でフェースがスクエアになっている時間が長く、安定したショットが打てるというものです。
イメージでいうと、テークバックでフェースがいつまでもボールを見ているとでもいいましょうか。手首の動きはコックが多くなく、うちわを煽ぐようなスナップの動きが多くなります。
デメリットとしては、テークバックが若干しづらいのでリズムが取りにくいということがあるかもしれません。また、意図せずフォローで手首を返してしまい、フックが出やすいということがあります。
ただ、テークバックで上げづらいというのは、それだけ肩が回るということですし、左肘の曲がりも抑えられオーバースイングになりにくいというメリットでもあります。
(ゴルフレッスン.jp資料)
私も試してみましたが、フェースの向きの問題以前に、スイング自体がとても安定しました。もともとフェースを開き気味に上げる方だったので、これでスクエアに戻ったんじゃないかという気がします。
スライサーの人はフェースがオープンに上がる人が多いので、クローズ気味に上げるぐらいの感じでちょうど良いのではないでしょうか。
フェースをクローズ気味に上げる時のポイントですが、右手首がしっかり甲側に折れて、インパクトまでその手首の角度を変えないというのが大切です。あと、右肘が若干折れやすくなりますが、それほど気にしなくてもいいと思います。
私個人のイメージの持ち方についてですが、イギリスのポロ競技のボールの打ち方を思い浮かべています。

ポロのスティックを振るときはフェースの向きをあまり変えません。このフェースの動きをイメージしてスイングすると、なかなか良い感じで打てるような気がします。
※参考資料 ゴルフレッスン.jp
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