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■ グリップ
さあ、今からティーショットという時、アドレスでどんなところを意識してますか?
スタンスの広さ・向き、前後左右の重心位置、膝の開き具合・曲げ具合、股関節の曲げ具合、背中の伸ばし具合、頭の起こし具合、肩の開き具合、腕の伸び具合、ハンドダウン・ハンドアップ、ハンドファーストの程度、グリップ、フェースの向き、ボールの前後左右の位置・・・
まあ、たくさんあって大変です。
さらに、テークバックで、ダウンスイングで、フォローで意識しなければいけないことがあるので、もう頭がパンクしてしまいます。
とは言っても、スイングはとても短い時間なので、実際に意識できるのは、テークバックでひとつ、ダウンスイング以降でひとつぐらいのものでしょうか。
その点、アドレスはスイングの前にすべてのことをチェックできるので、なるべく多くチェックしたいですよね。慣れてくると、チェックすること自体がプリショット・ルーティーンになり、パパパッと流れるようにチェックできるので、そうなればしめたものです。
片山晋呉プロが言うには、「その人のスコアはアドレスを見るだけでわかる」そうです。
確かに、体全体が突っ立った感じの人、下を向いて猫背の人、極端なハンドダウンやハンドアップの人は、ナイスショットが出そうな気がしません。
ショットの成否の80%はアドレスで決まるというのを聞いたことがあります。
どこへボールが飛ぶかはわかりませんが、せめてアドレスだけは納得できる状態にしておきたいですね。
■ プリショット・ルーティーン
プリショット・ルーティーン、日本語に直すと「打つ前のお決まりの所作」というところでしょうか。
野球で言えば、イチロー選手が打席に入った後、「バットを大きく回し、左手で右袖をつまむ」というのがルーティーンです。
これは、毎回同じことをすることにより、心を落ち着かせて気持ちを集中するのがひとつの目的、もうひとつは「静」から「動」へのテークバック始動をスムーズに行うためのキッカケ作りです。
2003年のマスターズを制したマイク・ウエアは、打つ前にクラブを肩の高さまでゆっくり引き、またアドレス位置に戻すというルーティーンをします。
彼は前年、周りの評判を気にしてそのルーティーンをやめたのですが、その途端不調に陥ったそうです。すぐにルーティーンが原因だったことがわかり、その後すぐに元に戻したら調子が戻ったということです。
人によっていろいろなルーティーンがありますよね。
素振りをする、目標を見る、ワッグルをする、足踏みをする。それぞれに決まった回数や順番があったりします。
このルーティーンというのはけっこう重要ですよ。特にルーティーンに要する時間は毎回同じぐらいにするのが、いいリズムにつながるようです。
また、テークバックに移る前は常に体を動かしているのが、スムーズなテークバックをするポイントです。ということは、眠ったようにアドレスで固まっている人というのは、筋肉が硬直してしまって「×」ということなのですね。
私の場合、プリショットルーティーンは次のような感じです。
最初に後方からスパッツを確認し、1回軽く素振りをして頭の中で弾道をイメージ、その後アドレス。(10秒)
アドレスのチェックはスタンスから腰、頭へと上り、今度はグリップ、フェースへとチェックの流れが下りていきます。この間、約5秒。
その後、ワッグルと目標の確認が各2回というルーティン(5秒)を経て、スイングの始動となります。
合計20秒程度というところでしょうか。
この合計時間というのは、25秒ぐらいまでが周りの人が容認できる時間らしいです。30秒を超えるとイライラする人が出始めるそうなので、リズムよく行いたいものです。
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