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ゴルフショップに行ってメーカーの新製品でフルセットを揃えると、だいたい20万円〜30万円かかります。庶民と言われるような人たちがポンと出せる金額ではありませんよね。まして、ゴルフ経験の浅い人にはかなり勇気が必要な価格です。かといって、わけのわからない激安クラブを買って、後悔するのも避けたいものです。
いろいろな激安クラブを買ってきた私の経験からすると、製品自体で「こりゃダメだ」というクラブは滅多にありません。
どちらかと言うと、その人に合うか合わないかが大きなウェイトを占めます。「こりゃダメだ」と思った時は、ほとんど自分の腕のせいか、自分の感覚との相性ですね。
「日本人の90%は自分に合っていないクラブを使っている」というのを読んだことがあります。
激安クラブでも相性ピッタリのものがあるかもしれませんよ。
■ 人から貰ったクラブ
先輩やお父さんからもらったクラブを使っているけれど、そろそろ自分のクラブを買いたいと思っているような方はけっこう多いんじゃないでしょうか。
人が使っていたクラブというのは、もらった人にピッタリ合うかどうかはわかりません。
特に多いのがシャフトが硬いクラブ。初心者でヘッドスピードのない人が、やたら硬いクラブを使っていることがありますが、それだけでボールが上手く打てない原因のひとつです。
また、ヘッドがとても小さいドライバーだったり、マッスルバックのスイートスポットの小さいアイアンでは、なかなか芯でとらえることができず、ゴルフが難しくて面白くないと思います。
さらに、そもそも人にあげるようなクラブは、けっこう古いクラブだったりすることがあります。
最近のクラブの進化は非常に速く、「ウッド3年、アイアン5年で一昔」と言われています。安くてもいいので、そこそこの性能のクラブの方が、楽ちんなゴルフができると思いますよ。
■ どこで買うか
激安クラブという性質上、基本的にインターネット通販となります。
通販は試打ができないというデメリットがあるのですが、クラブのスペックを見ればある程度わかる部分もありますし、インターネット上に情報源も多いので、なるべく多く情報を仕入れてから買いましょう。
最近は試打クラブを宅配で送ってくれるというメーカーもありますし、購入後に気に入らなければ返品できるというシステムのショップもあるので、ぜひとも活用したいものです。
■ 初心者用フルセット
初めてゴルフをするという時に私も買いました。
15年ぐらい昔のことなので、シャフトはウッドも含めてスチール、ドライバーのヘッドは今のフェアウェイウッド並みの小さなサイズでした。当時は初心者用だったのでしょうが、今のクラブと比較すると難しいクラブになってしまいますね。
現在売られているフルセットの価格は、3万円程度からあります。それほど種類は多くありません。
フルセットのメリットは、それなりにメーカー品だと安心感があり、キャディーバッグ付きのセットもあったりで、お得感があるということです。欠点は、しょせん「初心者向けのフルセット」というのが頭の片隅にあるので、すぐに次のクラブが欲しくなるということでしょうか。
とりあえず、自分のプレースタイルやスイングの癖がわかってきて、それなりにクラブに関する知識が増えてくるまでの段階のクラブということで買うのもいいかもしれません。

お勧めとしては、ロングアイアンの替わりにユーティリティークラブが入っているセットが初心者向きです。
また、ウェッジはPWとSWしか入っていないセットもあるので、AWが欲しい人は別途購入する必要があります。
AWとSWはその役割上、アイアンの流れと切り離して考えてもいいので、気に入ったブランドのものを単品購入するのもひとつの手です。ただし、アイアンセットに比べて極端に重いウェッジはやめましょう。
■ アメリカン倶楽部、ゴルフモンスター
激安オリジナルクラブが庶民サラリーマンにウケて、売上をどんどん伸ばしているお店(メーカー)がアメリカン倶楽部とゴルフモンスターです。ここは自社でオリジナルクラブを開発し販売まで行うので、中間マージンや広告費が少なく、その分、低価格のクラブが提供できるという仕組みです。
特に初心者向けのクラブということではありませんが、打ちやすいクラブ作りを目指しているようなので、初めてクラブを買う人にも安心です。
両ショップともユーティリティークラブに力をいれているので、フェアウェイウッド、ユーティリティー、ロングアイアンと、どれを選べばいいのか、死ぬほど悩みます。まあ、こうやって悩んでいる間がとても楽しいんですけどね。
◆アメリカン倶楽部
実店舗もあるので、現物を確認することができます。ここはもともと栃木のオーダーメードクラブ製作の会社なので、品質は悪くないと思います。それにしても、ここまで安いとは驚きですね。

◆ゴルフモンスター (ヤフー店/楽天店)
一般メーカーの商品以外にオリジナルクラブを販売しています。
オリジナルのユーティリティークラブは、いろいろなシャフトバリエーションの中から選べたりします。
ここは数量限定生産を行っている商品もあり、刻々とラインナップが変動していますので売り切れに注意です。

4800円 4800円
■ 単品購入
楽天などでクラブを探すと、「???」と理解に苦しむぐらい安いクラブがあります。
それも取扱量が膨大なので、どれを選んだらいいか、ある程度自分の選択肢を持っていないと途方に暮れますよ。
安いクラブであれば、聞いたことのないようなブランド名が多いですしね。
これはある程度、ゴルフ経験を積まないと選べないような気がします。
その中でも最低限、気をつけなければいけないポイントを三つあげてみました。
◆セッティング
単品で買う場合、ドライバー、フェアウェイウッド、アイアン、ウェッジがそれぞれ別のメーカーになることがありますが、重心距離やライ角、重量、フレックス、バランスの違いにより相性が良くない組み合わせになる場合があります。
相性が悪いと、ちゃんと打ってもウッドだと右に飛び、アイアンは左にばかり飛ぶとかというような症状が起きることがあるので、十分な調査・研究が必要です。
クラブの事がよくわからないうちは、同メーカー同ブランドで揃えるのも間違いのない選択です。
◆輸入クラブ
輸入クラブと書いてあるのはだいたい米国製ですが、同じフレックスの「R」でもアメリカ人向けの「R」なので、日本人には「S」ぐらいの硬さになってしまう場合があります。また、アメリカ仕様のウッドシャフトは日本仕様に比べて15〜20g重いのが普通です。
それと、アメリカ仕様は基本的にUSGAの反発係数基準を満たしているので、日本仕様よりは飛ばない可能性があります。
テーラーメードであれば御殿場や軽井沢、栃木の佐野のアウトレットショップに安い輸入クラブを置いてあるので、店員さんに話を聞いてから買うことができますよ。

◆パター
パターは他のクラブに比べて、合う合わないが明確なクラブなので、試打できないパターは買わない方がいいです。写真で見た感じと実際に構えた感じが違ったりしますし、何より打感が重要なポイントなので、よくよく注意して選んでください。
もしくは、パターだけは贅沢してもいいかもしれませんね。パターはドライバーに比べればずっと安いですし、打数の30%〜40%はパターを使うわけなので、本当に気に入ったものを買いましょう。パターはウッドやアイアンに比べて技術の進歩が遅いので、長く使うことが可能です。
■ 中古クラブ
ここ数年、クラブの品質や耐久性が上がってきたことにより、中古クラブショップがそこら中にできてきました。
新品では買えないような値段のものが、中古ではそれなりの価格で買うことができるので、面白い出会いがあるかもしれません。中古ということが特に気にならないという方であれば、なかなかGoodな購入方法だと思います。
GDOショップを始めとして多くの中古ショップでは、中古クラブのネット検索も可能です。

(C)ゴルフパートナー
個人的にはゴルフクラブはかなり思い入れの強いものなので、新品購入しかしたことがありません。
ちなみに過去に購入したマイカー6台はすべて中古車ですけど。(笑)
■ コンポーネントクラブ
初心者向けとは言えないのですが、激安ということであればコンポーネントクラブという選択肢もあります。
コンポーネントクラブというのは、パーツを自分で選んで自分で組み立てる、または組み立ててもらうスタイルのことです。一般的なオーダーメードクラブとの違いは、パーツ選びをすべて自己責任で行わなくてはならないということです。
普通のオーダーメードクラブであれば、ゴルフ工房のクラフトマンが購入者の体格やスイングに合わせて、パーツ選びのアドバイスや組立及び調整を行ってくれるのですが、コンポーネントクラブは選ぶ側に知識と経験を求められます。
また一方、メーカー製クラブはテストが繰り返されて改良されるため、クラブとしての完成度が高いといえます。なので、特にクラブにこだわりがないという方は、コンポーネントクラブを選ばない方が賢明でしょう。
しかし、ある程度の知識があれば、これほど面白いものもないような気がします。
なにしろ、ヘッド、シャフト、グリップをすべて自分の好みで選べる上、価格はメーカー品の半額程度でできてしまいます。特価パーツの組み合わせであれば、ドライバー1本が3000円以下でできてしまいますよ。

現在、このジャンルはジオテックゴルフがダントツで、ここしかないというぐらいの存在です。
初回組立注文に限り組立工賃無料なので、もしオーダーするとしたら最初はフルセットに近い量がいいかもしれません。
パーツを選ぶ際は、商品に以下のようないろいろなマークが表示されているので、これらを参考にします。
◆対象者 ◆レベル (ハンデキャップ)
     
◆重視ポイント ◆パター
      
◆ウッド (ソール・構造・フェイス・打球音)
       
◆アイアン (ソール・構造・ネック・打球感)
          
ヘッドを選ぶ際は、スイートスポットの高さや大きさが重要なポイントであり、他の番手とバランスを合わせるためには重心距離や重量が重要となります。アイアンヘッドはソールが広くて重いもの(ウェイトソール・ワイドソール)が易しく、アンダーカットと書いてある形状のヘッドもお勧めです。ネック形状はセミグースかフローネックが初心者には打ちやすいようです。

一番難しいのはシャフト選びです。クラブの性格を決めるのはシャフトであるといっても過言ではありません。
シャフトの価格は1本千円から4万円ぐらいまでの大きな開きがあります。自分に合っているスペック、自分が求めるスペックとは何なのかを見極めることができるかどうかが選択のポイントです。

シャフトを選ぶ際は、最低限以下の用語を理解し、それがスイングや打球にどのような影響を及ぼすかを知っておかないといけません。詳しくはインターネット上でいろいろ情報収集してみてください。
| フレックス(硬度) |
シャフトの硬さ、しなり具合 ※比較尺度として振動数(CPM)を比べるとよい |
| 調子(キックポイント) |
シャフトがしなりやすい位置(先調子・中調子・元調子)
※ジオテックではチップ(先端)硬度とバット(手元)硬度が表示されているシャフトもあり |
| トルク |
シャフトのねじれ具合 |
| 重量 |
シャフトの重さ |
| 長さ |
※ウッドはシャフトの長さを何インチにカットするかにより、バランスに影響が出る
アイアンは3番39インチか38.5インチ合わせが標準的 |
注意しなくてはいけない点ですが、ヘッドスピードの速い人や上級者でない限り、スチールシャフトは選ばない方がいいと思います。スチールシャフトはカーボンシャフトより硬めであるというのはご存知だと思いますが、シャフトの重量自体もカーボンシャフトの1.5〜2倍の重さになってしまいます。非力なゴルファーでは飛距離も出ず、なかなか使いこなせません。

さて、コンポーネントクラブを選ぶ際、最後に番手間の重量フローや各クラブのヘッドバランスを計測します。
ジオテックでは、画面から商品番号を入力するとバランス(スイングウェイト)や総重量をはじき出してくれます。
長いクラブになるほど総重量が軽くなっていくのが基本です。バランスはだいたい同じぐらいのものが良いですね。ウェッジは多少ヘッドが重めでもかまいません。

■ まとめ
クラブを選ぶというのは、価格・性能・ブランドをどのあたりで妥協させるかという作業です。
正直なところ、初心者に一番お勧めな購入方法は、何軒かショップを回って「初心者向けの易しいクラブは何がいいでしょう?」と聞いてみることですかね。フルセットだと20万円ほどかかりますが、まず間違いのない安全な方法です。
ある程度ゴルフやクラブのことがわかってきてから、激安クラブにトライするというのが王道なのかもしれません。最初に一流メーカー品のクラブで基準を作っておけば、激安クラブの良し悪しの判断もしやすいというものですしね。
私自身の過去を振り返ってみると、最初は「ゴルフという趣味が長続きするだろうか?」という不安がありました。そんな時になかなか高いクラブを買う気にはなれないと思うので、とりあえずはそこそこのクラブを買ってみるというのもひとつの選択肢です。
個人的には低価格と安心感を兼ね備えた「ゴルフモンスター」のオリジナルクラブあたりがいいんじゃないかと思います。
「ゴルフモンスター」は、プロフェッショナル達が精力的に製品開発をしているので、低価格にも関わらず魅力的なクラブが多いですよ。
あと、女性初心者のクラブ選びについては、少々異なります。
女性は男性と違って、一度クラブを購入するとなかなか買い替えない生き物なので、有名メーカーのフルセットか、ゴルフショップの店員さんのお勧めのクラブを買ってください。冒険禁止です。

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