練習しないで100を切る 2

 


ホールの攻め方

 

■ ティーショット

ここで一番大切なのは、OB、池、フェアウェイバンカーはひたすら避けるということです。OBはそれだけで実質2打です。フェアウェイが狭いのであれば、アイアンで打ってもいいんです。とにかく次打が打てる場所にボールを運ぶということが重要です。

 

例えば、右側がOBで左側が登り斜面であれば、迷わず左斜面とフェアウェイの境目を狙って打ちます。場合によっては最初から左斜面にぶつけていきます。なんといっても、OBする可能性があるのであれば、これぐらいの割り切りは必要です。2打目がラフ斜面からのショットになったとしても、まだボギーオンの可能性は十分にあるのでまったく問題ありません。

 

余談ですが、ティーインググラウンドはフラットではありません。立つ場所によって若干どちらかに傾いています。つま先下がりであれば、それだけでスライスする可能性が高いので、少しでもフラットな場所を探してティーアップしましょう。ティーアップできるのは、ティーマーカーの先端から後方に2クラブレングス以内です。

 

一般的なゴルファーは、だいたいマーカーから50cmから1メートルの間にティーアップしますので、そのあたりはけっこうデコボコしています。2クラブレングスといえば2メートル程度ありますので、他のプレーヤーが打って足場が悪くなっている場所は避けて、少し後ろに下がってティーアップするのもオススメです。1メートル後ろに下がるぐらいならスコアにまったく影響しませんし、ミスショットの確率も減りますよ。

 

それと、ドライバーのティーアップの高さですが、一般的にはボール半個分ヘッドの上に出るぐらいの高さです。毎回同じ高さになればいいのですが、バラツキがあるとテンプラやチョロの原因となりますので、段付ティーや高さ目印付ティーをオススメします。またアイアンのティーアップについては、ショートアイアンが3〜5ミリ程度、ミドルアイアンが5〜8ミリ程度、ロングアイアン以上は8〜13ミリ程度が標準みたいです。

 

■ パー5の攻め方

初心者はパー5で大叩きしやすいそうです。我が身を振り返ると、まったくその通りでした。

これは長い距離なのだからと、いつもより余計に飛ばそうとしてミスを重ねるというパターンです。

 

でも、ボギーペースで行くのであれば、520ヤードのパー5でも4打でグリーンに乗せればいいわけだから、ティーショットを含めて毎ショット130ヤードづつで良いわけなのです。

それであれば、パー5は全然飛ばさなくてもいいということになります。

ショートアイアンを4回振る距離なのですから。

 

そう思ってプレーするようになったら、不思議とスコアがまとまるようになりました。

パー5はそれほどハザードも多くなく、フェアウェイも広いので、本来スコアはまとまりやすいホールだと思います。

 

プロ選手はパー5ではけっこう2オンしてきますが、それはプロ選手の話。

コンスタントに100切りをしようとするのなら、最初から4回で乗せるルートを考えておくのが基本です。けっして3回で乗せようと思わないことですね。

 

■ グリーンに届くショット

グリーンに届く距離だからといって、ピンを狙ってはいけません。ましてやグリーンに乗せる必要もありません。バンカーやOBがある場所では、安全な花道に刻めば十分です。グリーンに向かって下り傾斜でなく、ラフも深くない場所であれば、グリーン周りにこぼしておいても全然かまいません。次のアプローチでグリーンに乗れば、2パットで十分いけますし、場合によっては1パット圏内に寄ることもあります。

 

一番重要なのは、「そこそこ飛べばいい」です。これならピンを狙っていけると思った途端、体の動きがおかしくなります。私の場合、ティーショットでフェアウェイセンターに飛び、残り100ヤード前後という距離になると、ザックリやトップが多発します。「せっかくティーショットでナイスショットしたのだから」とか、「確実にパーが狙えそうだ」と思っただけで体の動きが変になるようです。

 

パーオンしても3パットしやすいものです。

グリーンを外してもそこから3打で上がることは、けっこうできるものです。

パーオンするかどうかはあまり問題ではないと思うようになってからは、ずいぶん気が楽になり、ミスも減ってきました。気持ちって大きなウェイトを占めているもんだと思い知らされます。

 

コースによっては、ベントとコーライのグリーンが並んでいるところがあります。こういう場合は、二つのグリーンの中間の場所を狙って打つのがオススメです。通常メイングリーンとサブグリーンの間にはバンカーが造られていることは少ないですし、フラットなライが多いものです。たとえどちらかにショットを曲げたとしても、両方ともグリーンなのですから大叩きはしません。

 

■ アプローチ

アプローチの基本は、「1回でグリーンに乗せる」。これだけです。

ピンに全然届かなくても、かなりオーバーしてもグリーンに乗りさえすればいいです。方向性もそれほど気にせず、距離感だけで「だいたいあの辺り」という感じで大丈夫です。

 

ダメなのは、ピンを狙っていってザックリしたり、トップしてグリーンオーバーすることです。ザックリやトップは狙いすぎることにより引き起こされる気がします。グリーンの直径は平均30ヤードぐらいあります。グリーン周りからこの円の中におさめることはそれほどは難しくなかろうと思うので、とにかく1回で乗ればよいと思う気持ちが重要です。

 

また、バンカー越えでピンが近いというケースがありますが、これなども「1回でグリーンに乗せる」だけ考えていきます。バンカー越えでピンが近いという難しい状況なのに、ピンの手前に止めようとする人がいますが、こういう人はバンカーに入る確率が当然高くなりますよね。でも、ピンをけっこうオーバーしても2パットでは入りますし、うまく手前に止めたからといって1パットで入るという保証はありません。バンカーに入ったら1回で出ないこともありますし、ホームランしてOBなんてこともあります。であれば、安全なところに乗せておくということで十分でしょう。その方がミスショットの確率も少ないのですから。

 

■ パット

私の場合、「寄せるパット」と「入れるパット」を明確に分けるようにしています。「入れるパット」の距離は、上りであれば1メートル以内、下りや左右のラインであれば50センチ以内を目安にしています。「パットはすべて入れるつもりで打たなければダメだ」と言うプロもいますが、100を切れないゴルファーには「外した場合、3パットになってもしょうがない」と言っているのと同じです。

重要なのは、ロングパットでない限り、必ず2回でパットを入れるということです。1パットを狙えば狙うほど、外した時に3パットになりやすいものです。

 

「寄せるパット」は距離感だけに集中して打ちます。入れようとしてラインに集中しすぎると、力加減が疎かになります。ロングパットでも左右に2メートルも3メートルも外れませんが、前後には簡単に3メートルぐらいズレが出てきます。また、「ネバーアップ・ネバーイン」(カップをオーバーしなければ、カップに入らない)という言葉もありますが、これはオーバーしても返しのパットがほぼカップインするレベルの人向けの言葉です。100を切れない人であれば、カップに届かなくてもまったくOKなので、少しでもカップに近づけるという距離感を大切にしましょう。

 

それと、ロングパットは3パットになりやすいものですが、たとえ3パットしてもあまり気にしないようにしましょう。簡単なグリーンは滅多にありません。100を切ろうとしている人なら、3パットは普通です。練習グリーンで15メートル以上のロングパットの練習をして、距離感や傾斜を見る目を養うしかありません。