RS232C他の割り込みのルーチンの影響

 本コンポーネントのRS232Cのデーターの受信は、スレッド(CPUメイン並列プロセスルーチン)による、受信割り込みを使用しますが、割り込みの実行は、ソフトウェア割り込みとなり、通常の割り込みを使用します、PS2マウスを、連続で移動した場合、特に、通信速度が速い場合、ソフトウェア割り込みの実行が出来なくなり、受信データーの一部を失うことがあります。

XonXoffフローコントロールの使用、データーの送受信を、データーを短く区切って行う事により、防ぐ必要が有ります。

 データーの受信処理は、CPUの処理能力によっても、大きく左右されますし、連続データーの長さにも大きく左右されます。

特に、通信に115.2k bps 以上を使用すると、データー欠落の発生の可能性がありますが、最新のパソコンでは、CPUの処理能力が、飛躍的に大きくなっているので、余り心配する必要は無いでしょう。

 特に問題となるのは、画面表示用の、グラフィックコントロールで、画面のサイズが大きくなっているため、高速グラフィックボードを持たない場合は、CPUの負担が大きくなり、高速通信時、割り込みの実行時間が取れなくなる場合があることです。

実行速度を速くする為には、複数のCPUを使用できる、WIN2K,WINXP等を使用する必要があります。

その場合、当然、CPUが複数個のシステムが必要です。

通常は、スレッドの数として、16個程度が限度です、スレッドの数が多くなれば、その分、全体的なパーフォマンスが低下します。