RS232C通信は、相互の通信条件を同じにする必要があります。
通信速度の設定は、プロパティの値を設定して行います。
プロパティ項目の
BaudRatedから、通信速度を選択する方法と、次の方法があります。
プロパティ
BaudRatedを
User_BauRateとし、プロパティ
BaudRateに数値を入力する事により、既定値以外の通信速度も使用することが出来ますが、これは、
RS232Cデバイスの仕様によります。
逆に、
Windowsの既定値を使用出来ない場合もあります。
特に、
75、
110bps等、現在
現実にそぐわない値は
使用出来ないものもあります。
使用する
RS232Cデバイスを確認して下さい。
プログラム例1
Comm1.BaudRated := User_BaudRate;
// ユーザー入力値を選択
Comm1.BaudRate := 2400;
// 2400bpsに設定
Comm1.Open;
通信デバイスによりますが、標準数値以外の値を指定できるのもあります。
プログラム例2 標準値の使用
Comm1.BaudRated := bps_9600;
// 9600bpsに設定
Comm1.BaudRated := bps__600;
// 600bpsに設定
この場合は、
BaudRateに入力してある値は、無視されます。