応力の解析1

 本プログラムでは、逆マトリックスによる応力の解析は、解析する方法を指定して行います。

全ての位置に置いて解析をすると、膨大なデーターと成ってしまうからです。

最初に3×3×3で、全ての要素を解析し、応力の大きな要素を見つけ、更に部分的に解析を行う様にします。

応力解析の指定

 応力解析の指定は、手作業で出来ない事もないのですが、変位の大きさ、外力の大きさを見ながら、専用のソフトを使用して行います。

指定出来るモードは、

 3×3×3  開始要素番号 終了要素番号

 5×5    指定要素番号 X方向 Y方向 Z方向

 9      指定要素番号 X方向 Y方向 Z方向

 1      無条件に全要素中心一点計算される。

3×3×3の指定を除いて、他の指定は、キーボードの、X、Y、Zキーを及びシフトキーを押しながらX、Y、Zキーを押すことにより、XYZの各方向へ、応力解析位置を移動させることが出来ます。

応力解析位置指定の数の限度

応力解析方法位置は、22個まで指定することが可能です。

応力の解析指定の実行

 応力解析位置、方法指定用のプログラムを起動します。

ファイルを開くボタンをクリックすると、ファイルを開くダイアログボックスが表示されるので、ファイルを指定して、開くボタンをクリックすると、FEMの計算結果が読み込まれます。

画面には、読み込んだファイルのタイトル、及び、データーの一部が表示され、下側に、各、コマンド実行用のボタンが表示され、外力変位変位切り換えボタンの文字の色が、で表示されています。

この赤で表示されたボタンをクリックすると、応力の解析位置指定が可能な様に成ります。

一端図形が表示されると、外力変位切り換えボタンは、クリックする毎に、要素番号表示、変位表示、外力表示と切り替わります。

応力解析位置指定

 応力解析位置指定ボタンをクリックすると、応力解析番号、応力解析要素の入力ボックスが現れます。

応力解析番号は、右側の解析位置サンプル図形の番号です。

応力解析番号として、を選択したときのみ、要素番号の範囲を入力する為、もう一つ入力ボックスが表示されます。

前に、一度応力解析指定を行っていると、そのデーターが読み込まれているので、既に指定数が表示される場合があります。

指定をしたら、 Enter(改行)をおすと、指定データーとして追加され、入力ボックスから消えます。

指定したデーターを見る場合は、応力解析位置指定ボタンをクリックして、指定モードから抜け、一覧表示ボタンをクリックすると、指定したモードの一覧表が表示されます。