要素を変形させるのは外力です。
自重は、外力として、取り扱い計算出来るようになっています。
詳しくは、自重の取り扱いを、参照してください。
各要素の体積が計算されているので、体積に密度をかけて、要素の重さとし、要素の節点に重力方向の外力として加算して、計算します。
要素全てに外力が加わる事になるので、節点にかける自重による外力の誤差は、問題にならないでしょう。
外力を指定する場合、固定点と同じ方向、変位指定と同じ方向に、外力を指定することは出来ません。
但し、固定の方向と同じ方向に外力を加えると、その節点は、外力により変位するものとして、固定が解除されます。
逆に固定点の変更で、外力と同じ方向の固定を加えると、外力が解除されます。
応力の方向と+−の符号は、上図の様になっています。
メニュー 編集−>外力変更を選択し、外力変更モードにはいります。
終了するときは、画面左側にある、外力変更終了ボタンをクリックし、モード選択可能状態に戻ります。
もしも、外力の方向が判らない場合は、一度次のプログラムで、変位の計算をさせ、変位状態を確認してから、+、−を決定すれば良いでしょう。
本プログラムは、全てメモリー上で計算されるため、非常に高速に計算され、要素が100点を超えても、十秒と要しないで、歪みの結果がでます。(但し、CPUの速度に依存します)
計算が異常終了する場合は、殆どが固定条件のミスで、いずれかの方向かが無限に移動してしまう場合ですので、その場合は良く確認をして下さい。